社会人落語日本一決定戦!予選審査

『社会人落語日本一決定戦!』の予選審査を今年もさせていただいた。
コミュニティセンター3階の予算会場からは2名の方が決勝進出。
お一人は、「コロナ時代の寿限無」を演じた池田家真砂さん(73)
この方は、コロナ禍で生まれた子どもにコロナに打ち勝つような名前を産院の先生につけてもらう噺。
この名前が長い名前で、寿限無とは全く関係ない。
「細胞膜、細胞質、RNA、DNA、ミトコンドリア、ミチコンドリア、アドレナリン、インシュリン、NK細胞、アビガン、ワクチン、正露丸、うがい、手洗い、検温、消毒・・・」みたいな長い名前を付けられる。
ー先生、ええ名前ですわ。
ーそうでしょ、夜も寝んと昼寝して考えました。
ーこの名前やったら長生きできますか?
ーはい、死ぬまで生きれます。
みたいな細かいギャグもいっぱい掘り込んである。
時代を捉えているのと、73才なのにこの柔軟性。
もう一人は、「大安売り〜九州場所バージョン~」を演じた福岡県の金木亭犀斗さん(34)
時代は現代。
九州はどうでした?と聞かれて福岡のうまいもん情報を語り出す力士。
いやいや、九州場所の戦績は?と聞かれて、さあ15日分の負け方をどうギャグにするのかと思いきや。
8日目に逃げ出してしまうとは…(逃げるが勝ち)
コレで勝ち越しにしてしまったのは楽しい。
他にも熱演多数。
これほど予選審査に悩んだ年はありませんでした。
出場者の皆さま、お疲れ様でした。