笑工房代表 小林さん

「落語で世の中を変えたい!」
私の思いとも一致した【笑工房】の社会派落語。
「政やんのリストラ」を始め「お地蔵さんの遠めがね」「転ばぬ先の診断」「閻魔の願い」「ケンちゃんの夢」と5本の作品をさせていただきました。
ちょっとメッセージ色が強いので、寄席や落語会では口演し難いのですが、労働組合や人権講演会、健康講演会、過労死講演会などテーマを持った場所でわかりやすく笑いを持って訴える落語は、いつも好評でした。
全国のいろんな講演先にDMを送り仕事を取り、時には自らも講演していた【笑工房】の代表の小林康二さんが亡くなりました。

「政やんのリストラ」は小林さんの原作でした。
もともと、ダジャレで笑いをとる稚拙な台本でしたが、労働組合法をわかりやすく説明していて、何も知らなかった政やんが労働組合を立ち上げ、団体交渉でリストラを回避させる夢のある噺。
コレをうまく活かせるよう工夫して、小林さんと共にヒット作にしました。
もう何回やったかな?

小林さんはこの落語の中で、団体交渉の政やんがいいといつも褒めてくれてました。
この落語のおかげで普段お付き合いしないような関係者様とも親しくなって、落語もさることながら、いいご縁も広げてくれた小林さんに感謝しています。