鬼のコスプレで落語

落語は一人で何役もできるからお話の世界が広がります。
そこには着物という何にでも想像してもらいやすいアイテムを着て、その着物が衣装であっても落語の登場人物の衣装と思わせない落語の中のルールがあるから違和感を感じさせずに演じる事ができるよく出来た芸なのです。
そこをコスプレするとなると、イメージとしてはお客様がご覧になっているコスプレが喋っているとしか想像してもらいにくくなります。
演じ方も1人称もしくはコスプレ同士の会話で進行するしかないのです。
設定を悩んだ末に、節分なので鬼ヶ島の鬼の話にしました。
登場人物は全て鬼。
コレならお客様も想像してもらいやすいだろうと。
前々日にドンキホーテでらしき衣装を探して、メークは当日のぶっつけ本番。
なんとか形になりました。
タイトルは「鬼の事情」
コレ、演者の私の事情でこうなったんですけどね。
写真家の田中伸明さんに撮ってもらうとこの通り。
メチャええ感じになりました。
いやぁ、たまにはこんな落語会も楽しいですね。